動画を作るとき、タイトルやテロップなど映像の中に文字を入れる事はよくあると思います。
パソコンのソフトやスマホのアプリを使って動画の編集・作成を行う時に、画面の枠ぎりぎりの場所にテロップなどの文字を配置していませんか?
画面の枠ぎりぎりの場所に文字を配置すると、作っている画面上では問題なくても、DVDに焼いて、テレビのモニターやスクリーンで映像が映し出された時に、文字が切れてしまいます。
“文字が切れる”って、どういう事??
イメージしにくいと思うので、まずは自分の生い立ちムービーを作成したと仮定しましょう。
スマホで手軽に作成ができる無料のアプリや、パソコンの動画編集ソフトなどをダウンロードして作成スタート!!
下の画像はその一部です。よくある赤ちゃんの頃の私です。

テロップ(字幕)も入れて、かわいい頃の様子をしっかりアピールしています。
完成して保存すると、mp4という動画になりました。パソコンで再生確認しても、特に問題なし!
DVDの作成ソフトを使ってDVDに焼き、いざDVDプレーヤーで再生!テレビモニターで見てみると・・・
ぶらな瞳・・・って、なんぞや?
明らかに画面内に文字が入りきっていない。。。。ガーン
と、このようになってしまっては、伝えたいことが伝わらない上に、見る人にとっては文字が切れてるという事が気になってしまって内容が頭に入ってきません。
せっかくの結婚式も台無しです。
当社に映像データを持ち込まれるお客様の多くもこのような現象になってしまう方が非常に多いのが現状です。
作成しているスマホやパソコンの画面では問題なくできていたし、完成したデータも完璧だったのに、DVDプレーヤーで再生させて、モニターでみると文字が切れてしまうんです。
テレビモニターで見ても文字がちゃんと入るようにするには??
そもそも文字が切れてしまうのは、モニターに表示される範囲が、「パソコンやスマホ」と「テレビやスクリーン」とで違うから起こってしまう現象なのです。
※画面そのものが切れているという訳ではないので、DVDにしてもパソコンで再生すれば問題ありません。
解決策ですが、ずばり、
文字を画面の枠ぎりぎりに配置しない!!
ということなんです。特に無料のソフトやアプリを使っている、使おうとしている人は注意が必要です。
有料の動画編集ソフトだと、文字の挿入の時にグリッドライン(文字の配置の目安になる網目の線のこと)に加えて文字の表示可能枠という線があったりして、その枠線の中に文字を入れておけばOKという非常に便利な機能が付いていたりします。(下の画像がグリッドラインと表示可能枠が表示されている映像です。)
※グレーの線・・・グリッドライン ※白の線・・・表示可能ライン

みなさんがよく使われる無料の動画編集ソフトやアプリは、手軽に(しかもお金をかけず!)自分でパソコンやスマホで編集できて、映像作品にすることができます。
でも一方で、そういったソフトはDVDに作成することまでは考えられていないものが多いのも現状です。もしお使いのソフトやアプリで表示可能枠が出ないのであれば、表示画面の一回り内側を目安に文字を配置すると、DVDに焼いてプレーヤーで再生した時に文字が切れることがなく表示できます。

DVDプレーヤーで再生させ、テレビのモニターやスクリーンで見る事が目的なのであれば、編集で文字を挿入する場合、画面の枠ぎりぎりにしないで余裕を持って配置することをおすすめします!